こんにちは、鵜殿シトラスファームです。
昨年6月の猛暑によって一つの圃場は甚大なダメージを受け、葉はほとんど落ち枝は枯れ、実の収穫は0の事態に見舞われました。


この事態から、毎年起こりうる気象条件と考え、2022年中に潅水設備を設置しました。
同時に枯れた枝は夏場中に大規模に剪定し、なるべく早く収穫再開に向けた手当てを施しました。

剪定の約1ヵ月後には葉の緑が目立ち始め、本格的に寒くなり始める前には果樹らしさが戻っていました。
迎えた2023年夏。梅雨場の暑さは2022年ほどではないにしろ、7~8月中の猛暑日は増え、降水量は少ない2022年よりも過酷な気候となりました。
設置した潅水設備が大活躍。常に圃場には水が入り、2022年とは打って変わって圃場に入れないほどに枝は伸び、その陰からはマイヤーレモンたちが顔を出しました。



必要な潅水を行うことで猛暑であっても果樹は健全な状態を維持してくれました。この先の夏を考えると露地栽培でも潅水設備は必要になるでしょう。
設備投資はかかりますが、果樹園を維持するためにも必要になると思います。
水分が以前よりも多く土壌に入ることで、水分ストレスによる果皮の劣化や、かいよう病の発生も少なくなったように感じます。
果樹の維持だけではなく、実の品質向上にもいい影響がありそうです。他の圃場にも潅水設備投資の早い検討が必要そうです。
今年のマイヤーレモンの直売所販売開始は10月中旬を予定しています。改めてホームページはインスタグラムでご案内させていただきます。
よろしくお願い致します。