春 虫たちも活動開始

こんにちは!鵜殿シトラスファームです!

今年は3月に入ったころから暖かく、木々も芽を出し始めています。

新しい花芽を見つけることができると少し安心した気持ちになれるのですが、

厄介者たちも姿を現します。私たちはこの時期に特に二種類の厄介者を警戒しています。

まずはイセリアカイガラムシ

イセリアカイガラムシ
イセリアカイガラムシ

数年前一か所の圃場にこのイセリアカイガラムシが繁殖してしまい、圃場全体にすす病を蔓延させ、果樹にダメージを与えました。

毎日毎日手作業でつぶす日々を送っていましたが、天敵であるべダリアテントウの出現で解放されました。

べダリアテントウ

べダリアテントウは高い繁殖能力をもち、幼虫から成虫まで一貫してイセリアカイガラムシしか食べないため、べダリアテントウが登場してからは短期間でイセリアカイガラムシは姿を消します。

それまでの間注意してイセリアカイガラムシを防除します。

次が今最も頭を悩まされているカラタチトビハムシ

カラタチトビハムシ

こちらは日本で発生が確認されてまもなく、現在関東圏でしか発生を確認されていません。

そのため有効な防除方法がなく、こちらも手作業の防除に追われます。

この虫は最も大切な春の葉を幼虫は葉に潜りながら、成虫は表面をレース状に食べてしまうので、葉を守るため防除します。

ガーデニングなど少ない本数を育てている場合は、アゲハ蝶の幼虫やアブラムシも十分脅威ですが、栽培農家としてなかなか楽な栽培をさせてくれない難敵を紹介させていただきました。

   
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